「人としての原点」に寄り添う 1988年の創業以来、弊社はお子様の健やかな成長と親御様の幸せを願いながら、名古屋の子育てに携わってまいりました。 乳幼児期は人生にとっての通過点ではなく、「人としての原点」となる時期です。この時期、子どもたちひとりひとりが「自分は愛されている存在」であることを認識すると同時に、心身ともに健康に生きるための基本的な生活習慣を身につけることこそ、その子の一生のしあわせを左右する礎になると考えます。 近年注目されている「非認知能力」。これは読み書きができる、文字が書けるなど、わかりやすい認知能力とは異なり、目標や意欲、興味・ 関心を持ち、粘り強く、仲間と協調して取り組む力や姿勢のことで、生涯の学びを支える力になると言われています。 この力は大人に「させられる」のではなく、子どもの「主体的な遊び」の中から育ちます。「遊び」は最大の教師で、子どもたちは夢中になって遊び込む中で、意欲、向上心、粘り強さ、探求していく力を身につけます。そのためには、子どもが「おもしろい」と感じ、自ら関わりたくなる素材をふんだんに用意し、彼らの興味を喚起するような環境作りが必要ですが、その方法はさまざまで正解はありません。保育者が対話を通して、彼らの発想を豊かにしたり、考えを深めたりすることが必要となり、その働きかけは保育者による個人差が大きくなると言えます。 正解がない中での保育業務は大変かも知れませんが、正解がないからこそ、おもしろさや創造性の発揮があり、チャレンジングがある。それは保育士としてだけでなく、人間としての自らの成長や深みにつながると思います。同じような想いや感性を持ったメンバーとともに、試行錯誤しながら、子どもたちの個性や未知なる力が存分に開花できるような園づくりを目指していきたいと思います。